朝、6 時に起床して、8:15分の東北新幹線に乗車する。ここから岩手県の一ノ関まで出掛ける。雪の大地の撮影の為である。助手の中津原は、昨日車で出て駅で待っている筈だ。
途中の田園風景は暖冬のために、雪がなく茶色の風景が続く。仙台を過ぎても雪が全く見 当たらないのである。
そういえば、一月中旬に福島県へ行ったが、雪がだらし無く地表にあるだけ。猪苗代湖 湖畔で、強風下の波によって生まれた氷柱の撮影をした。それから新潟に行ったが雪は全く無い。二三日して、再び「にほんかい写真学校」の開校で、再び新潟に行ったが雪は降っておらず、冬の味わいが全く感じられなかった。
この、新潟行きで思い出した。新潟に3泊したが、いずれの日も、まったく眠れなかった。眠いのに何故か、眠れず、目が冴えて仕舞うのであった。宿や寝具が悪いわけでは全 く無い。いつも泊まって、グッスリと眠れる所であるのに……。
そして本日(2日)は、県境付近で少ない雪の撮影をして、秋田県の本庄市のステーシ ョンホテルで泊まった。この日も眠りにくい。ホテルが悪く、変な水の音が耐えない事もあったが、何故か眠れない。仕方なく、窓の外を見れば雨が降っているのではないか。冬 の2月の酷寒の時期に雨が降るとは……。それで、思い余って、日記を書きはじめた。
日記の概要は以下の通り。
深夜、2時30分。窓の外は雨。3時30分頃から、雨が雪に変わった。そして少しずつ積もりはじめている。厳冬の2月に、雨を降らせるとは、人間が侵した罪は大きい。 これから次第に温かくなっていくのであろうが、日本海沿岸に降り積もる大雪によって、山野は潤い、豊かな米が生まれ、美味しい酒が出来上がる。このまま温暖化が進行すれば 日本列島は亜寒帯から亜熱帯に移行してしまうで在ろう。そうしたら、やがてやって来る花の時期にも、桜すらも見えなくなってしまいそう。亜熱帯に移行していくことは、地球の上で生命体が生き長らえなくなっていく。原因は、大気汚染によるところが大きい。
排ガス規制法案に反対してきた中国や米国の罪はとても大きい。自国の産業の育成など という次元の問題ではなく、地球の存亡ともいえる事態であるから。
その日(4日)北上にも美しい降雪があった。だが、湿度が高くボッテリとしたゆきで あった。午前中、この雪を堪能して数本撮った。だが、場所を移動して、宮城県までくると雪が全く無い。
撮影をあきらめ早めに東京に帰ろうと思って、一ノ関から新幹線に乗ろうと思い、駅まで送ってもらい列車に乗り込んだ。だが……列車は何時になっても出ない。構内で停止したまま。放送によると途中で強風が吹き荒れ、運行を停止しているとのこと。車内で4時間も待たされて、東京駅に付いたのは10時30分を過ぎていた。
地球環境の変化を嫌というほど思い知らされたのが、今年の冬の取材行であった。皆さ ん、地球環境の変化に敏感になりましょう。 |
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